遺品整理とは?意味・進め方・費用相場をわかりやすく解説

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公開日:2026年6月12日 

遺品整理とは?意味・進め方・費用相場をわかりやすく解説

遺品整理とは、故人が残した遺品を整理し、保管・形見分け・処分を行うことです。
遺品整理には相続や空き家管理なども関わるため、片付けだけで終わる作業ではありません。

遺品整理でよく聞く業者間のトラブルは、思った以上の高額請求いわゆるぼったくりや無許可での収集・運搬、不法投棄を行っている業者がいるということです。

遺品整理を始める時期に決まりはありませんが、進め方を知らないまま作業すると貴重品や重要書類を誤って処分する恐れがあります。
この記事では、遺品整理の意味や流れ、費用相場、注意点をわかりやすく解説します。

遠藤商会では、遺品整理・生前整理をはじめ特殊清掃、解体工事、不用品回収・処分など幅広く行ってきました。
どんな小さな悩みや困りごとでもご相談してください。もちろん無料です。
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遺品整理とは?まず知っておきたい3つの基礎知識

遺品整理とは?まず知っておきたい3つの基礎知識

遺品整理という言葉を聞いたことがあっても、具体的に何を行うのかまでは知らない方もいます。
まずは遺品整理の基本知識として、意味や似た言葉との違いを確認していきます。

遺品整理とは故人の遺品を整理・処分すること

遺品整理とは、故人が残した遺品を整理し、残すものと処分するものを仕分ける作業です。
家具や家電、衣類だけでなく、通帳や権利書、写真、手紙なども対象になります。

遺品整理は不要な物を処分するだけではありません。
形見として残す物を選んだり、相続に関わる書類や貴重品を確認したりする作業も含まれます。

また、賃貸住宅の退去や空き家の売却を予定している場合は、遺品整理がその後の手続きにも関わります。
遺品整理は片付けだけでなく、財産や住居の整理も含めた作業です。

遺産整理・生前整理・不用品回収との違い

遺品整理と似た言葉に、遺産整理や生前整理、不用品回収があります。
それぞれ目的や対象が異なるため、違いを知っておくとサービス選びや手続きの判断がしやすくなります。

種類 内容
遺品整理 故人の遺品を整理し、保管・形見分け・処分を行う
遺産整理 預貯金や不動産など相続財産の名義変更や手続きを行う
生前整理 本人が元気なうちに身の回りの物や財産を整理する
不用品回収 不要になった家具や家電などを回収・処分する

例えば、相続手続きは遺産整理に該当し、不用品の処分だけを依頼する場合は不用品回収が対象です。
遺品整理は遺品の仕分けや形見分け、貴重品の探索などを含めて行います。

遺品整理で整理するもの・処分するもの

遺品整理では、故人が使用していた物を仕分けし、残すものと処分するものを分けます。
処分から始めるのではなく、保管する物や相続に関わる物を先に確認する流れが一般的です。

遺品整理で確認する主なものは以下のとおりです。

分類 具体例
貴重品 現金、通帳、印鑑、キャッシュカード
重要書類 権利書、保険証券、契約書、年金関係書類
形見品 写真、手紙、アクセサリー、時計
生活用品 家具、家電、衣類、日用品

家具や家電、衣類などは処分や売却の対象になります。
しかし、通帳や権利書、保険証券などは相続手続きで使用するため、処分前に確認が必要です。

また、スマートフォンやパソコンには契約情報や写真データが保存されている場合があります。
近年はデジタル遺品の確認も遺品整理の一部として行われています。

遺品整理を始めるタイミングで変わる3つのポイント

遺品整理を始めるタイミングで変わる3つのポイント

遺品整理を始める時期は、住居の状況や相続手続きによって変わります。
ここでは、遺品整理のタイミングについて解説します。

遺品整理を始める時期に決まりはない

遺品整理を始める時期に法律上の決まりはありません。
四十九日や一周忌などの法要を区切りに始める方もいれば、相続手続きが落ち着いてから進める方もいます。

遺族の気持ちが整理できていない状態で無理に片付けを進めると、残しておきたかった物まで処分してしまうことがあります。
家族で相談しながら進めるケースも多く見られます。

賃貸住宅の退去や空き家の売却を予定している場合は、早めに遺品整理を行うケースもあります。
法要後に行う家庭もあれば、住居の状況に合わせて進める家庭もあります。

賃貸住宅は早めの対応が必要

故人が賃貸住宅に住んでいた場合は、遺品整理を早めに進めるケースが一般的です。
入居者が亡くなった後も家賃は発生するため、退去が遅れるほど費用負担が大きくなります。

賃貸借契約を解約するには、室内の家財を整理して部屋を明け渡さなければなりません。
家具や家電が多い場合は、遺品整理に想定以上の時間がかかることもあります。

遺品の量が多い場合や遠方に住んでいる場合は、遺品整理業者へ依頼する方法もあります。
退去日が決まっている場合は、期限から逆算して遺品整理を進めます。

相続や不動産売却を考える場合の注意点

相続や不動産売却を予定している場合は、遺品の処分を始める前に相続人を確認します。
遺品の中には現金や有価証券、貴金属など相続財産に該当するものも含まれています。

相続人全員の同意がないまま遺品を処分すると、後からトラブルになることがあります。
通帳や権利書、保険証券などは処分する物と分けて保管しておきましょう。

不動産を売却する場合は、家財が残った状態では査定や売却活動を進めにくくなります。
売却前に遺品整理を行い、室内を空にしてから引き渡すケースが一般的です。

遺品整理をスムーズに進める4つの手順

遺品整理は、確認・仕分け・処分・清掃の順に進めることが一般的。
ここでは、遺品整理の基本的な流れを解説します。

貴重品や重要書類を探し出す

遺品整理を始めたら、最初に貴重品や重要書類を探します。
家具や衣類の処分から始めると、通帳や権利書などを誤って捨ててしまう恐れがあります。

確認しておきたい主なものは以下のとおりです。

分類 具体例
金融関係 通帳、キャッシュカード、有価証券
不動産関係 権利書、固定資産税関係書類
保険関係 生命保険証券、契約書類
その他 印鑑、年金関係書類、遺言書

よくあるのは、大事なものほどどこにしまったかわからなくなることです。
引き出しや金庫ならまだ優しいほうですが、天井裏やタンスや押し入れのなかだと見つけるのに時間がかります。
遺品の処分を始める前に貴重品を探しておくことで、相続手続きに必要な書類をまとめて確認できます。

残すものと処分するものを仕分ける

貴重品や重要書類を確認した後は、遺品を仕分けしていきます。
処分を進める前に、残す物と処分する物を分けておくと作業を進めやすくなります。

仕分けの際は、家族や親族で保管する物を先に確認します。
写真や手紙、アクセサリー、時計などは形見品として残されることがあります。

家具や家電、衣類、日用品などは、使用する予定がなければ処分や売却の対象になります。
判断に迷う物は無理に処分せず、一時的に保管して後から整理する手順も。

不要品を処分・売却する

仕分けが終わった後は、不要になった遺品を処分または売却します。
遺品の状態や品目によって、処分方法は異なります。

家具や家電、衣類などは自治体のごみ収集を利用して処分できますが、大型の家具や家電は粗大ごみとして申し込みが必要になる場合があります。

まだ使用できる家具や家電、ブランド品、貴金属などは売却できることがあるので、リサイクルショップや買取業者、フリマアプリなどの利用を検討しましょう。

遺品の量が多い場合は、遺品整理業者へ回収や処分を依頼する選択肢もあります。
処分方法や売却方法を組み合わせることで、遺品整理を進められます。

部屋の片付けと清掃を行う

遺品の仕分けや処分が終わった後は、部屋の片付けと清掃を行います。
家具や家電がなくなると、ほこりや汚れが見つかることもあります。

長期間住んでいた住宅では、押し入れや収納の奥、家具の設置場所などに汚れが残っている場合があります。
掃除機がけや拭き掃除を行い、室内の状態を整えます。

賃貸住宅では、退去時に原状回復の確認が行われます。
室内を片付けておくことで、退去手続きも進めやすくなります。

孤独死や長期間発見されなかったケースでは、特殊清掃が必要になることがあります。
その場合は、専門業者へ依頼して対応します。

部屋の片付けと清掃を行う

遺品の仕分けや処分が終わった後は、部屋の清掃を行います。
賃貸住宅の退去や不動産売却を予定している場合は、室内を整理した状態で手続きを進めます。

孤独死や長期間のゴミ屋敷などひどい状況では、特殊清掃が必要になることがあります。
その際は特殊清掃業者へ依頼して対応します。

遠藤商会は東京、埼玉などの関東地域で汚染の除去などの特殊な清掃も行っております。
特殊清掃についてのご相談はこちらからお気軽にお問い合わせください。

自分で行うか業者へ依頼するか迷ったときの判断基準

自分で行うか業者へ依頼するか迷ったときの判断基準

遺品整理は、自分で行う方法と業者へ依頼する方法があります。
費用や作業時間、遺品の量によって適した方法は異なります。

自分で遺品整理するメリット・デメリット

自分で遺品整理を行うメリットは、業者費用がかからないことです。
作業日を自由に決められるため、自分・家族の予定に合わせて進められます。

その反面、遺品の仕分けから搬出、ごみの分別や処分まで自分で対応しなければなりません。
遺品の量が多い場合は、作業期間が長くなることもあります。

メリット デメリット
業者費用を抑えられる 作業時間がかかる
自分・家族の予定に合わせて進められる 搬出や処分を自分で行う
形見品を確認しながら整理できる 人手が必要になることがある

遺品の量が少なく、作業する人数や時間を確保できる場合は、自分で遺品整理を行うことも可能です。

業者へ依頼するメリット・デメリット

遺品整理業者へ依頼すると、仕分けから搬出、処分までまとめて任せられます。
大型家具や家電が多い場合でも、短期間で作業を終えられます。

遠方に住んでいる場合や、仕事の都合で時間を確保できない場合にも利用されています。
遺品整理とあわせて買取や清掃に対応している業者もあります。

メリット デメリット
短期間で整理できる 費用がかかる
搬出や処分を任せられる 業者選びが必要になる
遠方からでも依頼できる 立ち会いが必要な場合がある

遺品の量が多い場合や退去期限が決まっている場合は、業者が選ばれています。

遺品整理の費用を左右する3つの要素

遺品整理の費用相場

遺品整理の費用は、間取りや遺品の量、作業人数によって変わります。
一般的な費用相場は以下のとおりです。

間取り 費用相場
1R・1K 3万円~8万円程度
1LDK 7万円~20万円程度
2LDK 12万円~30万円程度
3LDK 17万円~50万円程度
4LDK以上 22万円~60万円程度

同じ間取りでも、遺品の量や搬出環境によって料金は変動します。
見積もりを依頼する際は、作業費や処分費が含まれているか確認しましょう。

出典:はじめての遺品整理|見積もり公式ガイド「遺品整理業者は遺品整理士認定協会で依頼|選び方や費用相場&片付けや特殊清掃など対応サービスについて

費用が高くなるケース

遺品整理の費用は、間取りだけで決まるわけではありません。
遺品の量や搬出環境によっても料金は変わります。

例えば、家具や家電が多く残されている住宅では、搬出作業や処分費用が増えるため料金も高くなります。
また、エレベーターのないマンションや、搬出経路が狭い住宅も作業負担が大きくなるため費用がさらに価格場合もあります。

さらに、特殊清掃やハウスクリーニング、供養などを依頼するとその分の費用も加算されます。
見積もりを確認する際は、どこまでの作業が含まれているか確認しておきましょう。

費用を抑える方法

遺品整理の費用を抑えたい場合は、業者へ依頼する前に自分で対応できる作業を進めておく方法があります。
衣類や日用品などを事前に整理しておくと、搬出量を減らせます。

再利用できる家具や家電、貴金属などは売却できる場合があるので買取金額を作業費へ充当できる業者もあります。
複数の業者から見積もりを取ることも費用を抑える方法の一つで、同じ作業内容でも料金に差が出ることも。

見積もりを比較する際は、総額だけでなく作業内容も確認してください。
処分費や清掃費などが含まれているかを確認することで、追加料金の発生も防げます。

遺品整理で後悔しないための4つの注意点

遺品整理では、処分後に気付くトラブルもあります。
ここでは、遺品整理を進める前に確認しておきたい注意点を解説します。

相続人同士で事前に話し合う

遺品の中には、現金や有価証券、貴金属など相続財産に該当するものが含まれています。
相続人が複数いる場合は、遺品整理を始める前に遺品の扱いについて確認しておきます。

写真や手紙、アクセサリーなどの形見品は、人によって残したい物が異なります。
遺品整理を始めてから意見が分かることもあるため、事前に話し合う家庭もあります。

処分する物と保管する物を決めた後に遺品整理を進めることで、作業中の判断も統一しやすくなります。
相続財産に該当する物は、相続手続きが終わるまで保管することが一般的です。

処分前に貴重品や権利書を確認する

遺品を処分する前に、貴重品や重要書類が残っていないか確認します。
通帳や印鑑、権利書、保険証券などは相続手続きで使用します。

重要書類は引き出しや金庫だけでなく、本や書類の間に保管されていることもあります。
家具や収納を処分する前に、中身を確認しておくことが一般的です。

デジタル遺品を見落とさない

デジタル遺品とは、スマートフォンやパソコンの中に保存された情報や、インターネット上の契約情報を指します。
近年はネット銀行や証券口座、電子マネーなどを利用する人も増えており、遺品整理で確認する対象になっています。

スマートフォンやパソコンには、写真や動画だけでなく、金融機関や各種サービスのログイン情報が保存されていることがあります。
契約内容が分からないまま放置すると、料金が発生し続けることもあります。

確認しておきたい主なデジタル遺品は以下のとおりです。

種類
金融関係 ネット銀行、ネット証券、電子マネー
契約関係 動画配信サービス、クラウドサービス、有料アプリ
個人データ 写真、動画、メール、SNSアカウント

処分に迷うものは保留にする

遺品整理では、処分するか判断できない物が見つかることがあります。
写真や手紙、趣味のコレクション、思い出の品などは処分を決めにくい遺品です。

判断に迷う物は無理に処分せず、一時的に保管します。
遺品整理の作業を優先し、保留にした物は後日改めて確認します。

まとめ

遺品整理とは、故人が残した遺品を整理し、残す物と処分する物を仕分ける作業です。
遺品の整理だけでなく、相続財産の確認や住居の整理も含まれます。

  • ✅遺品整理は故人の遺品を整理・処分する作業
  • ✅遺品整理を始める時期に決まりはない
  • ✅賃貸住宅は退去期限を考慮して進める
  • ✅遺品整理は貴重品の確認から始める
  • ✅デジタル遺品も確認対象に含まれる
  • ✅自分で行う方法と業者へ依頼する方法がある
  • ✅費用は間取りや遺品の量で変わる
  • ✅相続人同士で遺品の扱いを確認してから進める

遺品の量や作業時間に合わせて、自分で行うか業者へ依頼するか選びましょう。

遠藤商会で過去に遺品整理・回収を行った一例をご紹介いたします。
>>埼玉県坂戸市の遺品回収

遺品整理とは何かに関するよくある質問

Q.1 遺品整理士とは何ですか?

A.1 遺品整理士とは、遺品整理に関する知識や法令、適切な処分方法などを学んだ人に与えられる民間資格です。
一般財団法人遺品整理士認定協会が認定しています。

遺品整理業者の中には遺品整理士が在籍している事業者もあります。
業者選びの際は、資格の有無だけでなく、見積もり内容や実績、許可の有無も確認しましょう。

Q.2 遺品整理に必要なものはありますか?

A.2 遺品整理に必須の道具はありませんが、作業を進める際はごみ袋や段ボール、軍手、マジックペンなどを用意することが一般的です。
仕分け用のラベルや養生テープがあると、残す物と処分する物を分けやすくなります。

また、通帳や権利書などの重要書類を保管するためのケースやファイルを準備しておく方法もあります。
遺品の量が多い場合は、台車や軽トラックなどを利用して搬出することもあります。

Q.3 特殊清掃が必要になるのはどんな状況ですか?

A.3 特殊清掃は、通常の清掃では対応できない状況で行われます。
孤独死や事故死などにより、室内に体液や臭いが残っている場合が主な対象です。

特殊清掃では、汚染物の除去や消臭、消毒などを行います。
状況によっては床材や壁紙の撤去が必要になることもあります。

一般的なハウスクリーニングとは作業内容が異なるため、専門業者が対応します。

Q.4 遺品整理は一日で終わりますか?

A.4 遺品整理にかかる期間は、遺品の量や住居の広さによって異なります。
ワンルームや遺品が少ない住宅であれば、一日で終わることもあります。

戸建て住宅や部屋数の多い住居では、仕分けや搬出に数日かかることがあります。
相続人同士で遺品を確認しながら進める場合は、さらに時間を要することもあります。

遺品整理業者へ依頼した場合は、複数人で作業を行うため短期間で完了することがあります。
作業日数は見積もりの際に確認できます。

この記事を書いた人

著者:中森

産業廃棄物業界に10年以上従事。営業業務と現場業務の両方を経験し、廃棄物処理やリサイクルの実務知識を身につけました。現在はWebライターとして、廃棄物処理業界の情報発信やホームページ運用、デザイン制作を行っています。実務経験をもとに、専門的な内容をわかりやすく伝えることを心がけています。

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