火災の1つである「電気火災」というものがあります。
この火災が発生するリスクは、家庭にもオフィスにも潜んでおり、日常の行動が電気火災に発展する可能性もあります。
今回は「電気火災」についてみていきます。
電気火災とは?

電気火災とは、電気設備・電気器具の故障や誤った使用などによって発生する火災のことです。
令和2年の全火災の出火原因を見てみると「電気機器」1,611件(4.6%)、「配線器具」1,206件(3.5%)となっています。
(出典:総務省消防庁「消防統計」)
では実際にどのような原因で電気火災が発生するのでしょうか?
電気コンセントからの火災(トラッキング現象)
エアコンや冷蔵庫等のコンセントに差しっぱなしのプラグにホコリがたまり、そこに湿気が加わると火災になるおそれがあります。
これは「トラッキング現象」とも呼ばれ、特にタコ足配線を使用していたり、ホコリが多い場合に多く発生しています。
この現象は、電気製品を使用していない状態、電源がOFFであっても、コンセントにプラグが差さっているだけで発生します。
つまり、発生を予測できず、就寝中や留守中に火災を引き起こす可能性も。
このような火災を防ぐには、コンセントを定期的に点検し、清掃することが重要です。
電気コードからの火災(電気ショート(短絡))
電気コードの中は、数十本の細い線を束ねて1本にした線の2本の銅線でできており、それぞれの線を、電気を通さない「絶縁」物質のビニールで覆われています。
家具などの踏みつけでコードが破損して、導線がむき出しの状態になると、+極と-極のコードが接触し、「ショート」と呼ばれる現象が発生することがあります。
また、コードの内部でねじれた場合にもショートが起こる可能性もあります。
コードを束ねて放置したり、長年使用している・壊れかけている家電を使い続けることで、絶縁劣化(絶縁性能が低下すること)などコードが劣化すると、2本の銅線間で電気が流れ、 「ショート」が発生します。
「電気ショート」が起こると大電流が流れ、大きな火花が発生します。
この火花によってコードが燃え出して火災に発展してしまいます。
いかがでしたか?
電気機器は私たちの暮らしを非常に便利にしてくれるため、家庭やオフィス、店舗などでも活躍しています。
しかし、その便利さと同時に適切な扱い、管理をなされていないと火事につながる危険があるものでもあります。
コード類は丁寧に扱い、普段忘れがちなプラグ周りの掃除も定期的に行いましょう。
また、コードが劣化していたり、長年使って壊れてしまった家電を使用することはとても危険です。
速やかに処分しましょう。



