夏といえば「夏休み」が思い浮かぶほど、学生にとっては楽しみな期間ではありますが、宿題を課せられる休みでもあります。
数ある夏休みの宿題の中でも、多数の学生の頭を悩ませる存在が「自由研究」でしょう。
大人となった方々もテーマに悩んだ子供時代を経験したのではないでしょうか?
子どもたちから相談され、今まさにお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
悩みの種となりがちな自由研究。
今年はそのテーマに「3R」を採用・挑戦してみてはいかがでしょうか?
今回は「3R」について簡単に解説していきます。
「3R」とは?

3Rは「Reduce(リデュース)」「Reuse(リユース)」「Recycle(リサイクル)」の3つの”R”の総称です。
Reduce(リデュース)は、ごみの量を少なくすることです。
例えば、製品をつくる時に使う資源の量を少なくしたり、廃棄物の発生を抑えることが挙げられます。
長持ちする製品を作ったり、製品寿命を長くするためにメンテナンス体制を整えたり、最近だとレジ袋が有料化になりエコバッグの普及が広がったのも取組のひとつと言えるでしょう。
Reuse(リユース)は、不要になったものを、捨てずに繰り返し使用することをさします。
リユースの取り組み例としては、不用品をリサイクルショップやフリーマーケットアプリで売買することなどがあります。
その実現を可能とする製品の提供、修理・診断技術の開発、リマニュファクチャリング(メーカー等が使用済み製品を回収した後、分解、洗浄、部品交換などを経て新品同様の製品として販売すること)なども取組のひとつです。
Recycle(リサイクル)は、使い終わったものを、もう一度資源に戻したうえで、製品の原材料やエネルギー源として利用すること。3Rの中でも一番耳にする機会が多い言葉かと思います。
新しい製品に使う原料として再資源化する「マテリアルリサイクル(原料リサイクル)」を指す場合と、さらに広い意味で、ごみを燃やす際に発生する熱をエネルギーとして使う「サーマルリサイクル(熱回収)」までを指す場合があります。
環境にやさしい行動の順番としては、買う、所有を始める時点でまずリデュースすることが大事です。
その次に製品を手放す際のリユースを考え、最後にリサイクルに出そう、と提唱されています。
日本では2000年に循環型社会形成推進基本法において3Rの考え方が導入されました。
2004年のG8サミットで、当時の内閣総理大臣が、3Rを通じて循環型社会の構築を目指す「3Rイニシアティブ」が提案。
これを受け、経済産業省が3R政策が実施し、廃棄物・リサイクル法体系の整備、エコタウン事業などに取り組まれてきました。
なぜ「3R」が必要なの?
3Rはごみを限りなく減らし、ごみの焼却や埋立処理による環境への負担を可能な限り低減させることが狙いです。
また、限りある地球の資源が枯渇してしまわないよう、資源を有効的に繰り返し使う社会(循環型社会)を実現するために、重要な考えでもあります。
世界ではたくさんの資源やエネルギーを使って多くのものが生産され、私たちはそれを消費しながら生活をしています。
しかし、現在のような生産性が永続的に続くということはなく、このままだと資源はいつか枯渇してしまう可能性が高いのです。
そして、現在のペースで生産・消費を繰り返していけば世界は“ごみ”だらけになってしまいます。
さらに物を作ったり、ごみを燃やす時に発生する二酸化炭素は「地球温暖化」の原因でもあります。
「3R」を実行することで、世界の資源を守りながらごみも削減し、地球温暖化などの環境問題の解決・防止につなげられるのです。
3Rの具体例とは?
それでは、私たちが取り組める3Rはどんなものがあるのでしょうか?
Reduce(リデュース)
- ・マイバックを持って無駄な包装は断る
- ・使い捨て商品の使用を控えたり、詰め替え用品を使う
- ・レンタルやシェアリングシステムを利用する
- ・過剰包装や不要な割り箸、おしぼりなどを断る
- ・食べ物は残さず食べる、食べきれる分だけ買う、作る
Reuse(リユース)
- ・フリーマーケットやリサイクルショップを活用する
- ・開発途上国や被災地の支援団体に、不要となったものを提供する
- ・ビール瓶などを洗浄・殺菌してもう一度使う(リターナブル容器を使用する)
- ・着られない服は雑巾などにする
- ・広告の裏をメモ用紙にする
Recycle(リサイクル)
- ・資源ごみの分別回収に協力する
- ・資源ごみの効率的な分別回収を広める
- ・リサイクル製品を積極的に利用する
いかがでしたでしょうか?
今回は「3R」についてみてきました。3Rは私たちが住む地球を守るために、とても重要な考え方です。
地球を取り巻く様々な環境問題を解決するために、資源を大切に使用し、廃棄物の量を削減していくことが必要です。
自由研究で3Rの重要性を学び、実際に家族の皆さんと一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか?
すぐにでも取り組めるものもありますので、3Rの実行で廃棄物の削減や環境保全に関わってみましょう!

参考サイト:
・リデュース・リユース・リサイクル推進協議会(外部サイト)
・3Rって知ってる?



